reportレポート

活動紹介
全国青年会 第22回社会福祉法人経営青年会全国大会を開催

 平成30年11月15日(木)~16日(金)、全国青年会は、第22回社会福祉法人経営青年会全国大会を京都テルサ(京都府京都市)にて開催し、294名が参加しました。

 今年度は、「先達の想いを継承し、さらに新しい道を創造する~真に地域で必要とされる法人経営に向けて」をテーマに、次代の法人を担う者があらためて社会福祉法人の源流といま置かれている現状を理解したうえで、先達たちが築きあげた実践をどのように継承し、発展させていくべきか、「事業継承」のあり方について考察することを目的として開催しました。

 第1日目は、塘林会長の基調報告に続き、厚生労働省社会・援護局 福祉基盤課長 蒔苗 浩司氏より、社会福祉を取り巻く社会情勢の変化とともに、地域共生社会の実現に向けて社会福祉法人が果たすべき使命と役割について、説明いただきました。その後の講義Ⅰでは、京都女子大学現代社会学部 教授 西尾 久美子氏より京都花街における人材育成と事業承継のあり方について、講義Ⅱでは佐々木酒造株式会社 代表取締役 佐々木 晃氏より同社における伝統産業としての酒造の継承と新事業への挑戦等に関する取組についてそれぞれ解説いただきました。

 第2日目の記念講演では、「地域共生社会の姿と社会福祉法人への期待」をテーマに京都産業大学 学長補佐・法学部教授 山田 啓二氏(前京都府知事)よりご講義いただきました。その後、「社会福祉HERO’S TOKYO 2018」プレゼンターである佐々木 海氏(社会福祉法人あさがお福祉会)、坂本 和恵氏(社会福祉法人大慈厚生事業会)、吉岡 由宇氏(社会福祉法人福智会)、櫛田 啓氏(社会福祉法人みねやま福祉会)が登壇し、社会福祉のイメージアップ・認知度向上に向けて、広報戦略を推進する意義やメリット、自法人の魅力的な取組を効果的・継続的に発信するための方策等について、参加者とともに考えるトークセッションを実施しました。

 社会福祉の礎を築いた先達の想いと実践を継承しながら、いま社会福祉法人に求められる取組について考察することができました。

※同大会の内容については、会報「全国青年会News no.92」(平成31年1月末発行予定)にて報告します。

(報告・全国青年会 会長 塘林 敬規(肥後自活団))

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