reportレポート

活動紹介
青森県・秋田県青年会 第3回合同公開セミナーを開催

 平成30年1月25日(木)、ウェディングプラザアラスカ(青森市)にて、「第3回 青森県・秋田県社会福祉法人経営青年会 合同公開セミナー」を開催しました。    本セミナーは青森県青年会と秋田県青年会が持ち回りで合同開催しています。第3回目となる今回は、 ・NPO法人あきた結いネット 理事長 坂下 美渉 様 ・株式会社ブナコ 代表取締役 倉田 昌直 様 ・全国青年会 社会福祉法人経営検討委員会委員/青森県青年会 会長 小林 大眞 を講師として開催しました。    まず坂下理事長から「あきた結いネットの取組について~声なき声、制度の狭間とどう向き合うか~」と題した講演をいただきました。  坂下理事長はかつて地域生活定着支援センターに在籍されており、行く先がなかなか見つからない刑余者や、身元保証人がなく賃貸契約が結べない方等が多くいることを目の当たりにし、既存の制度で対応しきれないことがあると実感され、「制度にないものは自ら創ろう」とNPO法人を立ち上げたそうです。  また、様々な事例をあげていただきながら、「『社会的排除』は見えないだけで至るところで起きている」という考えのもと取り組まれている事業内容をご紹介いただきました。  最後に述べられた「制度とは最初からあったものではない。実践があってそこに制度が作られてきた」という言葉は、私たち社会福祉法人の経営者に深く響くものでした。    続いて、パリの展示会を終えた足でお越しいただいた倉田様に「津軽から世界ブランドへ ~廃校利活用にて事業拡大・地域活性化を図り伝統工芸品を世界へ~」と題した講演をいただきました。  高級ホテルに什器家具が採用されるほど、いまや世界的なブランドとなった「ブナコ」ですが、以前商品の売上が下がり続けた時期に、それまでのラインナップから、売先や売り方、会社のロゴなどすべてを変えたことが現在までの成長につながったそうです。  自社商品の立ち位置・定義づけ・ブランドを意識したPRをすることによって、同じ材料・同じ技術で作られたものがその価値を大きく高めていくことを解説いただきました。  講演の最後には倉田社長の好きな言葉である「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ」という言葉を受講者に送ってくださいました。    3つ目の講義は、「全国社会福祉法人経営青年会 社会福祉法人経営検討委員会活動報告 ~中・長期事業計画策定マニュアルの活用~」という題目で、青森県青年会の小林会長より、委員会で中長期計画の普及について検討を進めていること、計画策定の必要性や策定方法等を説明いただきました。    法人制度改革後、社会福祉法人の新たな存在意義が求められる状況もあり、約50名の参加者は真剣に受講されていました。  来年度は秋田県で開催する予定です。  

(報告・青森県青年会会長 小林 大眞(千年会)

秋田県青年会会長 村木 宏成(愛生会))

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