reportレポート

活動紹介
三重県青年会「令和元年度宿泊学習会」を開催

 令和2年2月18日(火)~19日(水)の2日間、三重県青年会は「令和元年度宿泊学習会」を開催しました。

 本研修会は、昨今の社会福祉現場における人材の「確保」・「育成」・「定着」や虐待・ハラスメント対策などの課題が山積みしている状況をふまえ、日本福祉大学 教授・社会福祉法人睦月会 理事長の綿 祐二 氏を講師にお迎えし、学びを深めました。

≪本研修会の概要を紹介!≫

【1日目】

◆まず、「虐待」には、「不適切ケア」と相関性があることを学んだ。

◆きちんと虐待の芽を摘む取組が必要であることから、不適切ケアの段階で発見し、実際の事例が虐待なのか、虐待には当たらないのかなどを個人ワークグループワークで実践知の共有を図った。

◆講義終了時には最新のモニタリングシステムのデモンストレーションを開催し、最新技術にも実際に触れることができた。

【2日目】

◆人材の「確保」・「育成」・「定着」の観点から、福祉現場における「人事考課制度」、「管理職者の育成」において、事業活動資金収支差額の理解や人に説明できる説明力の涵養が必要であることなどを、実践事例を踏まえて説明いただいた。

◆また、今後の法人経営・施設運営において、IoTを利活用した記録の見直しなどによる業務の簡素化、服薬支援ロボットの導入など、すでに実践されている法人の創意工夫事例も解説いただいた。

≪参加者からの主な声を紹介!≫

◆昨今の社会福祉法人の様々な課題に対し、日ごろから職員、利用者や家族と十分に協議・検討しながら物事を決めていくことが必要である。つまり十分なコミュニケーションを関係各位と意識的に図っていくことが、課題解決の一歩であり、さらには、これからの組織開発においても必要であると感じた。

◆このような研修会を青年会が開催してくれることで、都道府県内または全国で、同じ悩みや課題を抱える社会福祉法人の仲間とネットワークをつくることができ、さらには、お互いを励まし高め合うことができることを改めて感じた。

(報告・三重県青年会事務局  中石 圭)

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