reportレポート

活動紹介
【栃木県青年会】視察研修会を実施!
【栃木県青年会】視察研修会を実施!

 令和8113日(火)に、令和7年度栃木県社会福祉法人青年経営者会視察研修会が開催され、11名の参加がありました。

 視察先は社会福祉法人ライフの学校様。今回は、御法人にて理事長を務めておられます田中伸弥様より、施設についての紹介をしていただきました。

 視察を通じて、特に印象に残ったのは、六郷キャンパスの見学です。「3つの領域での壁の排除」について報告します。

 1つ目は建物の空間で物理的な壁をなくし、「密室」を排除することです。事務所、厨房、相談室がすべてオープンになっており、物理的な壁がない設計に驚きました。これにより、虐待や不適切ケアの温床となりやすい「密室」が排除されていました。

 高齢者・障害者・保育の3事業が1つの建物に同居し、働く障害者の姿や子どもの声が、高齢者の生活刺激となっている「共生」の形を目の当たりにしました。

 施設内の廊下を「地域のお祭りが通る道」に見立てるなど、地域文脈の継承や、震災の記憶を後世につなぐため津波で流された地名をユニット名として残すなど、地域と直結する姿勢にも感銘を受けました。

 2つ目はデジタルで情報の壁をなくし、属人化を排除することです。「LIFE PORTAL」という社内ポータルに全ての情報が集約されており、「ここを見れば全てわかる」状態が作られていました。驚いたのは、新人スタッフが見ればすぐに業務がわかるよう、細かなニュアンスまで可視化した「動画マニュアル」の活用です。「昨日初めてやった業務は、動画に残す」という徹底ぶりが、属人化を防ぐ鍵であることを学びました。また、デジタル決裁による「脱ハンコ」や、チャットでのリアクションによる「既読スルー許容」など、スピードと心理的安全性を両立させる具体的なルールが運用されていました。

 3つ目は人・文化で心理的な壁をなくし、称賛の文化を作ることです。「周辺業務チーム(障害就労チーム等)」へ洗濯や清掃、配膳などを切り出す「分業」の仕組みにより、介護職が純粋な「ケア」に集中できる環境が整っていました。

  採用面では、Googleフォームでの作文を必須にするなど、ITリテラシーによるフィルタリング(採用ファネル)を行い、ミスマッチを防ぐ戦略が明確でした。

  理念に基づく行動をチャットでリレー投稿する「クレドレポート」や、年間ベストクレド賞などのインセンティブ制度により、職員同士が自然に称賛し合う文化が醸成されていました。

 「見せるから、信頼される」「隠さないから、迷わない」「繋がるから、持続する」。 今回の視察で学んだ「透明性」が組織を強くするという結論を胸に、まずは小さな「見える化」から私たちの施設も変革していきたいと強く感じました。



(栃木県青年会)

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